Trash:#160-#151


[←BACK] [↑危険物TOP] [NEXT→]
どうしてもゆずれない
言おうとして 言えなかった言葉
金切り声が耳につく
覚めない夢は
魂の宿った言葉のチカラ
この中途半端さが
意識が遠のいていく感じの
肉体的依存性はなくても
それとも
何をしたいのかわからない

どうしてもゆずれない

 
という部分があって
 
それをまげたくないと思う気持ちを
 
わがままと呼ぶのなら
 
わたしはわがままなのだろう
 
そしてそのわがままを
 
直す気がないことを
 
自分勝手と呼ぶのなら
 
わたしは自分勝手なのだろう
 

言おうとして 言えなかった言葉

 
処理しきれなかった
 
廃棄物のカケラたちは
 
どこへ行くんだろう
 
あるものは 知らぬ間に忘れ去られ
 
あるものは 未消化のまま漂い
 
そしてその後は?
 
 
言おうとして 飲みこんだ気持ち
 
伝えようとする意思がなければ
 
伝わることなどない
 
それは考えるまでもなく
 
ごく当たり前のことだけど
 
心のどこかで 期待していたのかもしれない
 
あえて言わなくても 伝わるのではないかと
 

金切り声が耳につく

 
若さ故の 周りを気にしない笑い声
 
わたしだってほんの数ヶ月前までは
 
そちら側の人間だったはず
 
それが今は一歩外から
 
まるで異星人でも見る目つき
 
こうやって 
 
人は若さを失っていくのだろうか
 
自覚したら終わりなのだろうか
 

覚めない夢は

 
無理矢理にでも忘却の彼方
 
何事も起らず
 
ただ時が過ぎるのを
 
ひたすら願うのみ
 

魂の宿った言葉のチカラ

 
目に見えないものは
 
目に見えないものに対する破壊力を持っている
 

この中途半端さが

 
たまらなく我慢できない
 
気にしなければいいんだろうが
 
気になるものは仕方ない
 
この中途半端さを
 
自覚しなくて済むのなら
 
発狂してもかまわない
 
そしてそれはきっと
 
逃げでしかないのだろう
 

意識が遠のいていく感じの

 
あの一瞬の気持ち良さがとてもイイ
 
眠りにおちる 一歩手前 一歩後を
 
ふらふらとさまよい続けることができたら
 
どんなにステキだろう
 

肉体的依存性はなくても

 
精神的に依存してしまいそう
 

それとも

 
わたしが妥協すればいいんだろうか
 
わたしが我慢すればいいんだろうか
 
わたしが意識の改革をしなきゃいけないんだろうか
 

何をしたいのかわからない

 
今はただ何もしないで眠りたいだけ
 
全てが面倒になった
 
全てを終わらせたくなった
 
 
わたしのやりたいことって何だったっけ
 
夢は何処へ行ったんだろう
 
 
今となってはもう
 
何も見えない
 
何も感じない
 

[←BACK] [↑危険物TOP] [NEXT→]