Trash:#300-#291


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300個目の危険物
胃がイタイ
幸せにする力がなければ
繭の中に篭ろう
瞼の裏の光の網に
ぎこちなく
手を差し伸べて
毎日まいにち
頭が痛いのはなぜ
今日もこっそり

300個目の危険物

 
だから、何?
 
なんでもないよ。
 
何してる?
 
なにもしてないよ。
 
何考えてる?
 
なにもかんがえてないよ。
 
元気?
 
げんきだよ。
 
何かあった?
 
なんにもないよ。
 
 
なぁんにもないよ。
 
 
なにかないとだめなの
 
なにもないなら
 
もうわたしは
 
いらないもの
 

胃がイタイ

 
何かわかりやすい形で
 
悩む対象があれば
 
もっと気楽に
 
悩むことができるのに
 
何だかよくわからない気持ちを
 
もてあまして悶々としていて
 
嫌ぁな感じだ
 
なんだかすごく
 
嫌な気持ちだ
 
考えなきゃいけないことから
 
逃げてる感じ
 
 
困るとすぐ逃げるね
 
 
だって
 
何考えればいいか
 
わからないんだもの
 
 
ほらそうやってまた逃げてる
 
 
だって
 
何考えればいいか
 
わからないんだもの
 
 
ほんとに?
 
 
ほんとはわかってるんじゃないの
 
わかってるんでしょほら
 
ちゃんと考えなよ
 
 
もうやめて
 
困らせないで
 
追いつめないで
 
いじめないで
 
何も考えたくない
 
 
だって
 
何考えればいいか
 
わからないんだもの
 
 
ほんとに?
 

幸せにする力がなければ

 
幸せになる資格もない
 

繭の中に篭ろう

 
触れ合うことを望まなければ
 
そう辛いことではないだろう
 
頑なな心を溶かされる日が来るまで
 
攻撃的な気持ちが薄らぐまで
 
繭の中に篭ろう
 

瞼の裏の光の網に

 
からみつかれて逃れられない
 

ぎこちなく

 
微笑みを貼り付けた顔
 
ブルーな気持ち
 
 
体の周り10cmの範囲にまとわりつく
 
言い様のない無力感を
 
かきむしって ひきはがしたくて
 
 
だけど顔では笑って
 
 
脳みそ切り刻んでほしくて
 
めちゃめちゃにしてほしくて
 
 
だけど顔では笑って
 
 
飛び去ることも
 
溺れることも
 
止めることも
 
手を出す勇気もなくて
 
 
だけど顔では笑って
 
 
笑えなくなった瞬間が
 
わたしの最期なのだろう
 

手を差し伸べて

 
待っていてくれるものは
 
何も無い
 
傷つけることでしか
 
利用価値が無いのなら
 
いっそのこと
 
捨ててしまいたくなる
 

毎日まいにち

 
何やってんだろ
 
泣きたければ
 
泣けばいい
 
気ままにひとり
 
それを望んでたんでしょ
 
今さら何言ってんの
 
後悔してるとでも言うの
 
そういう訳じゃないけど
 
何だかね
 
何だか無性にね
 
何だかな〜って感じなんだよね
 
自分でも理解不能
 

頭が痛いのはなぜ

 
微熱が続くのはなぜ
 
目眩がするのはなぜ
 
寒くもないのに
 
震えが止まらないのはなぜ
 
それは危険信号
 
。。。なのかな
 

今日もこっそり

 
秘密のページを
 
更新してみたり
 
誰にも気づかれてない
 
寂しさと快感
 
あの頃の気分だ
 
化粧して衣装着て
 
舞台に立って役に入って
 
わたしがわたしでなくなる感じ
 
近くて遠い
 
決してわたしではないけど
 
わたしでないものにも
 
なりきれてない
 
中途半端
 

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