Trash:#700-#691


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700個目の危険物
ため息の向こうに
全く違うタイプの
何だっけ
切り裂いて
そうやって
何も言えない
音沙汰ナシで
体が弱ってると
海が見たい

700個目の危険物

 
思った通りに

コトが運んだ

ためしが無く

だいたいそれ以前に

計画性皆無だし

良く言えば臨機応変

かと言って適応力が

あるかと言えば

それは事象によりけり

ってとこで

まぁそんなこんなで

これといって特に

感慨なんて無いです


ため息の向こうに

 
それでもかろうじて

ささやかな笑顔


全く違うタイプの

 
男の人が3人

1人は経理系会社員風

1人は文学系学生風

1人はゴルファー系スポーツマン風

彼らに共通しているのは

タバコを吸いながら

本を読んでいることと

ここで誰かを

待っているということ

わたしでない誰かを

待っているということ

わたしはただの

通りすがりです


何だっけ

 
どうするんだっけ

元気になれる何か

何かあったはず

早く思い出さないと


切り裂いて

 
押し込んで

閉じる


そうやって

 
わたしの心を

かき乱さないで

ほんの些細な

何気ない言動で

そんなに優しく

傷付けないで

そしてわたしの

痛がってる顔に

気付かないで

後で捨てるなら

拾わないで


何も言えない

 
黙っててもいけない

だからいつもこんな

いいかげんな冗談


音沙汰ナシで

 
だからそう思う理由も

何の確証も無いけれど

たぶん見てくれてる

(って勝手に思ってる)

何人かの人がいます

その人たちにとって

気が向いた時に

ほんの時たま

行けばそこにいる

って感じの軽さで

続けていけたらいい


体が弱ってると

 
心も引きずられるのか

止まらない涙に

翻弄されっぱなし

誰か止めてください

 
誰かって、だれ?


海が見たい

 
波の音ききたい


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