Trash:#320-#311


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わからなくてよかった
何もやる気にならない
自分がもうこれ以上
腕にかみついてみた
鏡を覗けばそこには
そのココロは
何か言ってよ
幸せな光景を
幻聴がきこえる
これが

わからなくてよかった

 
もし人のココロが読めたなら
 
狂わずにはいられないだろう
 

何もやる気にならない

 
何もやりたくない
 
このままぼーっとしてたい
 
そんなことが許されるはずはなく
 
そしてわたしも何かしないでは
 
いられなくなるだろう
 
。。という気分になることを
 
心から願う毎日
 

自分がもうこれ以上

 
壊れたくなかったから
 
かわりに壊してしまった
 
そんなつもりはなかったけど
 
結果的に壊してしまった
 
ごめんね
 
わたしの体の傷は
 
もう消えてるのに
 
わたしがつけた心の傷は
 
いつまでも癒えず
 
痛み続けているんだね
 
ごめんね
 
でももうわたしには
 
何もできないんだよ
 
ごめんね
 
 
ごめんね
 

腕にかみついてみた

 
このまま食いちぎりたくなる
 
実際にはそんなことたぶん
 
痛くて恐くてできないだろうけど
 

鏡を覗けばそこには

 
物足りない顔をしたわたし
 
何を欲してるのかわからないまま
 
わかろうとしないまま
 
じっと鏡の中のわたしを見つめる
 
 
そういえば 笑顔って
 
どうやってつくるんだっけ
 

そのココロは

 
もぬけのカラ
 
でありました
 

何か言ってよ

 
と言っても
 
何も言ってくれないのは
 
優しさなのか
 
いぢわるなのか
 
何も考えてないだけなのか
 
よくわからなかったけど
 
また壊れるのはやだなぁ
 
とだけ ちょっと思った
 

幸せな光景を

 
幸せであろう光景を
 
想像しつつ
 
それがほんとの幸せではないことに
 
同時に気づいて寂しくなる
 

幻聴がきこえる

 
頭の後ろのあたりで
 
「はすたさ〜ん」
 
って
 
ほんとに幻聴かよぉぃ
 
誰か呼んだ?
 
呼んでない?
 
。。。
 
なんだかなぁ
 

これが

 
望んでいたこと?
 

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