あふれ出る
いやだよ
思い出すのは
しまっておきたいのに
カギかけて忘れたいのに
どうして
ほじくるの
どうして
引きずり出そうとするの
苦しみは
夢の中だけでいいよ
歩いてんじゃねーよ
ハト
あの人がわたしを
ほとんど忘れているとしても
わたしがあの人を
たまに思い出すくらい
あの人がわたしを
たまに思い出してくれればいい
さがしても
みつからないから
さがさない
もういらない
よかったんだ
でもほんとは
わかってたんだ
わかってたから
こわかったんだ
だからわたしは
逃げたかったんだ
どんなことをしても
拒否できるんだろう
わたしを守る為には
何としても
しなきゃいけないんだけど
嫌いには
なりたくないから
この世の終わり
みたいな顔して
バカみたい
いろんな意味で
規格外品