Trash:#340-#331


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だけど
もうダメです
楽になりたい。
Tシャツの裾に
このままずっと
たったひとことで
何もかもが
これは罰
夜の散歩をしながら
好きもキライも

だけど

 
いつの日か
 
 
わたしあの頃
 
こんなこと考えてたんだね
 
笑っちゃうよ、アハハ
 
 
って
 
笑い飛ばせる日が来ますように
 

もうダメです

 
ダメ人間の烙印を押してください
 
 
わたしはたぶん
 
あのことがキッカケで
 
あの時 壊れました
 
大切な人を巻きぞえにして
 
 
そして
 
どこまでも優しかった
 
大切な人まで壊した
 
そのショックで
 
さらにわたしは壊れました
 
 
もうダメです
 
ダメ人間の烙印を押してください
 
 
ぺたん。『ダメ人間』
 
 
どうもありがとう
 
わたしはこれから
 
この烙印をかかげて
 
何もかも全てのことから逃げて
 
生き恥をさらしていきます
 
死ぬことからも逃げます
 

楽になりたい。

 
どうすれば楽になれる?
 
死んじゃえばいいの?
 
何もかも捨てて逃げる?
 
それでもいいけど。。。
 
何だかそれは
 
楽になるのとは
 
違う気がするんだよ
 
 
生きててもいいですか
 
死んだ方がいいですか
 
多数決で決めたいと思います
 
皆様挙手をお願いいたします
 
 
あぁ楽になりたい。
 
どうすればいいんだろう
 
それとも人生って
 
こーゆーモンなんだろーか
 

Tシャツの裾に

 
かみついて
 
かみちぎって
 
引き裂いて
 
ちょっとだけ泣いた
 
 
りんごをかじって
 
お茶を飲んで
 
SNAKEMAN SHOWを聴いて
 
ちょっとだけ笑った
 
 
顔を洗って
 
お散歩行って
 
曇った空を見上げて
 
ちょっとだけ気が晴れた
 

このままずっと

 
変わってほしくないと
 
思っていた人は
 
どんどん変わっていって
 
さみしく思うようになったのは
 
いつの頃からだったか
 
 
いろんなことがあって
 
ほんとにほんとに
 
いろんなことがあって
 
あの頃のままの
 
わたしじゃないのに
 
他人には変わりなく見られて
 
相変わらずだねって笑われて
 
 
時の流れは平等じゃないの?
 
 
わたしだけ
 
立ち止まってるのかな
 
歩いてるつもりが
 
足踏みしてるだけなのかな
 
進んでるつもりが
 
どうどう巡りしてるのかな
 

たったひとことで

 
凍りつく
 
言霊のチカラ
 

何もかもが

 
どうでもよくて
 
どうなってもよくて
 
自分が消えてしまえばいい
 
なくなってしまえばいい
 
 
そんな想いの時に
 
あなたがそばにいてくれたら
 
 
と思うような
 
相手がいてくれたら
 

これは罰

 
わたしへの罰
 
バカなわたしの罪への罰
 
 
泣きはらした目で
 
夜空を見上げても
 
まんまるの月は
 
何も語りかけてはくれない
 
 
冷たい光だと思った
 
そんなこと
 
思ったことなかったのに
 
星は冷たい光だけど
 
月は 月だけは
 
やさしい光だと思ってたのに
 
悲しいときも寂しいときも
 
見上げるたびいつも何かを
 
語りかけてくれていると
 
思ってたのに
 
 
ひとりでも
 
歩いていけると思ってたのに
 

夜の散歩をしながら

 
初めて影を意識した
 
街灯に照らされてできる
 
回り灯篭のような影
 
後から横 横から前へ
 
くるくる くるくる
 
そして前方からの
 
より強い光に
 
すぅっと掻き消える
 
幽霊みたいな影
 
 
わたしも
 
この影のようなものだ
 

好きもキライも

 
コントロールできたらいいのに
 

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